最近問題になっているこの「ウッドショック」に対して、
家を買う事を急ぐ方がいいのか考えてみました。
ウッドショックって何
そもそも、ウッドショックとは。
とにかく木材の価格が跳ね上がっているらしい。
シカゴ木材先物価格が、20年4月1日は259.8ドルだったのが、21年4月23日は1372.5ドルとこの1年で5倍に上昇したという記事がありました。
忍び寄る“ウッドショック” 日本でも住宅価格が上昇か(テレ東BIZ) – Yahoo!ニュース
木材先物価格のチャートをググって、分析してみた所

普通にヤバイ!(◎_◎;)
木材先物価格のチャートだけで見たら、ビットコインバリに上昇してます。
しかもこのチャートだけで見ると、もう過去の200ドルや400ドルあたりには戻ってこなさそう。よくて500~600ドルぐらいかな・・先の事はわかんないですが
値上がりの主な要因
- コロナの影響で、世界各地でコンテナ不足に陥り、輸送コストが上がっている。
- コロナの影響で、米国の住宅着工件数が増えている。巣ごもり需要。
- 日本は木材を海外からの輸入に頼っていたため、輸入量減少の問題。
- 輸入に頼れないので、国産に切り替えるとそもそも需要と供給量があっていない。
これらの要因により、現在日本でも住宅を建てる際の木材が不足し、高騰していたり、場合によっては木材自体が手に入らず、工期が延期したりしているらしい。
やっぱり、買い急ぐべきなのか
家を建てる際の価格は、木材が大きく影響はすると思いますが、他にも土地代や、作業者の賃金(物価の上昇)、住宅ローン減税や消費税等、価格に影響する要因はたくさんあります。
木材の高騰はこれから家を建てる人に対して、向かい風なのは間違いなさそうですが、現在高騰している要因の大半がコロナの影響だと思うので、コロナの終息を待って、木材価格が落ち着いてきてからでいいと思っています。
私は元々3年後をめどにしていたので、いまは買いたくても買えないですし・・・
むしろ住宅ローン減税の延長が令和4(2022)年12月末までの入居になっているようで、
そっちの方が影響ありそう。
あと生産緑地の解放(2022年問題)などもあります・・・不確定要素いっぱい(-_-;)




結論 いったん落ち着こう
という事で、家宝は寝て待てで行きたいと思います。


2021年8月追記
その後木材先物チャートはどうなったのか?


木材先物価格チャートがどうなったのかチャート分析しています。
・2021年5月をピークに反転急落
・2021年8月6日現在522.9$で11月の上昇起点迄ほぼ全戻し
・500$がレジサポ転換ラインになるので、この辺で下げ止まりそう。
・コロナショックでも2009年からの安値250$は切りあがっているので、そこを切り下げる事はなさそう


今後の日本の住宅市場のへの影響
この先物市場の数値を見る限り、ウッドショックは一旦落ち着きを取り戻すように思います。
やはり焦って買い急ぐ必要はなかったですね。
しかし、これは先物の価格なので、実際市場に出回る木材の価格は、まだ高値で仕入れたものが出回っている可能性もあるので、すぐに日本の住宅市場が落ち着くとはいえません。
米国では、これからテーパリングを始める事が示唆され、大規模金融緩和も縮小されると、住宅ローン金利の利上げも始まり、コロナ特需の住宅需要も落ち着いてくると思います。
ただ、チャート的には一度ブレイクしたレンジにはそう簡単に戻らないと思うので、木材価格は緩やかに上昇を続けるようにも思います。
これ以上の値下がりは期待せず、自分のよきタイミングで住宅購入を検討しましょう
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