昨日微熱が出て心配だったのでPCR検査を受けに行ったのですが、大事な陰性証明書がもらえませんでした。
確認不足の私も良くないのですが、今後私と同じように、誤認識で正しい証明書が発行されないPCR検査を受けてしまう人が出てしまいそうなので、注意喚起として私の失敗を解説します。

「陰性」証明書の発行されないPCRセンター
私が受診した「陰性」証明書が発行されないPCRセンターはこちらです。
東亜産業 新宿 新型コロナウイルスPCR検査センター
【所在地】新宿区富久町10-3
【地 図】https://goo.gl/maps/pFc2gmtEKmu85pNq6
ネットで当日すぐ受診出来るところを探したのですが、病院は実費で2、3万、安いところは5日前に予約が必要な所ばかり。
気持ち的に早く検査をしてはっきりさせたかったので、他に当日予約で安くできるところがないか調べていると、新宿にある東亜産業のPCR検査センターが、ネットで予約出来、金額も3000円だったので、すぐに予約向かいました。
*全国展開しているPCRセンターです、ググったら出てきます。
到着すると青く大きな看板にPCR検査センターとあったので、一目でわかりましした。中に入ると、検温や、診察等何もなく検査キットを渡され3000円手渡し。
検査キットは、唾を1ml~2ml程度流し込むボトルとそこに入れる溶剤のような物を渡されます。
「2階へ行ってください」と指示されたので、そのキットをもって2階へ行くと、投票所のような壁際に一人で立ったまま作業が出来る台が並んでいました。
そこに向かって、壁に描いた説明書きを見ながら、容器に唾を少量入れ、続いて渡されていた溶剤を自分で流し込み、キャップをして終わり。
また一階に戻り、その検体を置いて、結果は24時間以内に届くとの事。
なんて早くて、安くて、便利?!吉野家かよ!
と驚いたのですが、ひとまず結果を待とうと思い、自宅で自主隔離。
結果が出るまで、奥さんと子供には実家に帰ってもらいました。
予想外の検査結果!「低リスク」
検査を受けたのが9月10日(金)の午後2時
結果が返ってきたのが当日10日の午後9時29分
約7時間半後にメールが届きました。
検査状況は【 低リスク 】であるという事をご報告致します。
実際のメールがこちら↓

えっ?低リスクって何?「陰性」or「陽性」じゃないの?
と思ってみてみるとこのような注意書きが
【要約】
・検査結果の正確性、完全性に100%保証するものではない。
・「低リスク」であっても感染を否定するものではない
・新型コロナの感染の有無を判断する事は出来ない
・必ず専門の病院で判断が必要
・「高リスク」でも感染しているかどうかの判断は出来ない
・本検査の報告を第3者に提示する場合、保証はしない
・RNA配列が検出されるかどうかを検査して通知する物
おっ、お~ん、・・・で??
とりあえず、この結果では何の保証もないし、コロナ陰性か陽性かの判断は出来てないって事みたいです。
てか、これ、あかんやつやん!なんもやってないのと一緒やん!
RNA配列を検出されるかどうかを検査して通知はしているみたい。
ウイルスの遺伝子はDNAやRNAという物質で構成されています。
4種類の塩基は様々な順序で並んでいて、その中にはウイルスの種類ごとに固有の配列があります。
引用:北海道大学病院唾液を使ったPCR検査について
ちゃんと検査していれば、これで「陰性」か「陽性」の判断は出来るはずなんですが。
もやもやしたまま、翌朝電話してみました。
東亜産業お問い合わせセンターに凸電
受付時間:24時間/年中無休対応だったので、朝起きてすぐ電話。
電話口に出たのは、頼りなさそうな女性でした。
私「検査結果が陰性とか陽性ではないのですが?」
電話対応「民間企業で、病院ではない為、そのような結果は出せません」
私「低リスクとありますが、確率はどの程度なんでしょうか?」
電話対応「少々お待ちください・・・98.84%です」
私「それは低リスクの確率がですか?それとも高リスクと出た場合の確率ですか?」
電話対応「検査キットの基準が98.84%です」
私「ん?」
電話対応「検査キットが98.84%です」
私「その数値はどこか第三者機関か、国が審査した基準ですか?」
電話対応「少々お待ちください・・・弊社独自の数値です(キリッ)」
はい、これいまさら気付いても遅いですが、あかんやつです。
再度HP見てみた所「良くある質問」に書いてありました。

唾液から新型コロナウィルスが存在するかどうかを検査
検査結果を「高リスク」低リスク」にて報告いたします
これ、皆さん知ってました?私はてっきりPCR検査すれば「陰性」「陽性」結果と証明書が発行されるものとばかり思っていました。
だったら、もっとわかりやすく書いてよ~!
という事で、私がしたかったのは「陰性」なのか「陽性」なのかをはっきりさせたかったので、ただPCR検査を受けたかったのではありません。
私も気持ちが焦り、正しく情報を集めなかったのが良くなかったですが、結局この結果では、会社にも提出できないので。
改めで病院を探し、ちゃんと「陰性」証明の出せる病院に行ってきました。
町中にあるPCR検査センターでも「陰性」証明が出るところもあるので、すべてのPCRセンターで証明が発行されない訳ではありません。
病院で発行される「陰性証明書」
幸い、近くに土曜診療してくれて、かつPCR検査もすぐ受けれる病院があり、電話すると、「すぐ来てください、保険適用可能です」との事だったので、土曜日お昼に行ってきました。
結果「陰性」

費用は初診料、PCR検査実費費用合わせて4080円
この時すでに熱は引いていたのですが、ただの風邪の可能性があるので、数日様子見て、熱が上がらなければ大丈夫との事。
1度ののPCR検査では確実ではないので、本当は2回受けたほうがいい事
「陰性」証明書も発行しますと、しっかり病院の先生としての意見を話してくれました。
しかし、この証明書にも書かれているのですが、PCR検査で「陰性」でも完全に新型コロナウィルスを否定するものではありません。
いずれにしても経過監査は必要です。
まとめ 明日は我が身

新型コロナウィルスは、外出自粛や、行動制限をかけていたとしても感染のリスクはあり、いつ誰がかかってもおかしくない状況が続いています。
今回の私のように、慌ててよくわからないところでPCR検査をすると、結局2度手間になってしまう可能性もあるので。
万が一に備え、事前にかかりつけの病院でPCR検査を受けれるか調べておく事をお勧めします。
もし、周りにコロナではないかと不安に思っている方がいた場合も、熱や軽い風邪の症状でも病院で診察し、医師の判断でPCR検査が保険適用で受けれるようになっているので、病院でPCR検査を受ける事を進めてあげましょう。
補足 PCR検査キットでも「陰性」証明書はでない
たまたま自宅に常備していた、東亜産業のPCR検査キットが有りました。

パッケージに小さく検査状況を(高リスク/低リスク)にて報告と書かれていました
感染の有無については専門の病院又は最寄りの保健所にご相談ください。
感染の有無を調べる物じゃないようです。
中身はこんな感じです、私が新宿でおこなった検査と全く同じものです。

注意事項や説明書を見ても検査結果に「陰性」「陽性」の結果を出すとは書いていないので、まあそういうことですね。


このキットでは「陰性」だとしても「低リスク」と表現され「陰性証明」発行されません。
「陽性」だとしても、高リスクと表現され「陽性」を証明するものではありません。
それを理解したうえで、この商品を使うならいいですが、
「陰性証明」もしくは、正しく「陽性」の結果を知りたいのであれば、専門の病院または、病院の保証がある物を使いましょう。
木下グループ 新型コロナPCR検査センターは「陽性が疑われる場合、2種の厚労省認可検査機器を用い検査を実施」とあるので、まだ信頼性が高いと思います。
空港のPCR検査でも使われているようなので、不安な方は木下グループのCRR検査を使用しましょう
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