いきなり住宅展示場に行くな!
というご指摘をブログやYouTubeで見ていたのですが、最寄り駅に住宅展示場があったので、ためしにふらっと行ってみました。
予約もせず、住宅展示場に行くとどうなるのか?
住宅展示場に仕掛けられた罠について解説しています。

そもそも、住宅展示場ってなにするの?
さまざまなハウスメーカーが一つのエリアにモデルハウスを建て、自由に無料で見学できる施設です。
各メーカー最新の設備や、得意分野を展示し紹介してくれるので、それぞれの特色を比較、検討する事が出来ます。
今回行った場所には下記11社のモデルルームが展示されていました。
- 1. 三井ホーム
- 2. 古河林業
- 3. 住友林業
- 4. HEBEL HAUS
- 5. セキスイハイム
- 6. 積水ハウス
- 7. アキュラホーム
- 9. 住友不動産
- 10. 一条工務店
- 11. パナソニック ホームズ
これだけあれば、ココだけで十分比較検討できそうです。
予約なしでいきなり住宅展示場に行った結果
これまで、注文住宅を建てたるにあたり、ブログやYouTubeで情報だけは取っていたのですが、実際に行動に移すのは今回が初めてでした。
ネットでの情報では”いきなり住宅展示場には行くな!”という意見が結構見られたのですが、その理由として。
・住宅展示場に行くとアンケートを書かされ、そこでハウスメーカーの営業が決まる(優秀な営業マンに出会えない)
・巧みな営業トークに流されてしまう
・オプションだらけで実際の契約時にギャップが生まれる
・見た目で値踏みされて嫌な気持ちになる
・猛烈な営業がかかってくる
等が挙げられていました。
では実際行ってみてどうだったのか?
結果としては意外と行って良かった!と思えるものでした。
ビビりながら、初住宅展示場。一条工務店へ
今回、子供は実家に預け、私と奥さんの2人で行ってきました。
車で行ったので、住宅展示場の専用駐車場に止め、受付に行けば駐車料金は無料になるようです。
しかし、私たち夫婦はネットの情報で武装していったため、個人情報を取られるないように受付にはいかず、直接モデルハウスを見て回る事にしました。
ビビりながらも、警戒心バリバリ。
時間はすでに午後の3時半頃、あまり多くは回れないと思っていたので、一応ブログや、ネットの口コミで評判の良さそうな「一条工務店」を見ようと思い向かっていると、ちょうど一条のモデルハウス入口に女性スタッフがいらっしゃり「すぐご覧いただけますよ」と声をかけてくれました。
予約も受け付けも通らずだったのですが、声をかけてもらってすんなり内部に潜入することに成功。
気持ち的には、軽くモデルハウスの中を見学させてもらうぐらいだったのですが、リビングのソファーに案内され、早速アンケート用紙を渡されます。
アンケートは書かずに行こうと夫婦で決めていたので、受け取ってもスルー。
すると奥から営業マンらしき男性が登場、名刺を渡されます。
「ふらっと、立ち寄ってちょっと見ていこうと思っただけなので」
とかなんとかいながら、アンケートをスルーしようと思ったのですが「せっかくなので記入してもらいたい」と営業の方も譲らず。
ここははっきり事情を説明しようと思い「事前に調べたのですが、アンケートに記入すると担当営業が決まってしまうと書かれていたので、もしそうなら、まだ購入するかも決めていない状態で、担当営業の方を決める事は出来ない」とつたえました。
すると、その営業の方も「アンケートを書いていただくと私が担当になります、そういったご事情があるのであれば、書かなくても大丈夫です」
と言っていただき、最初にアンケートを記入する事はクリアできました。
”アンケートを書くと担当営業が決まる”というのは本当でした
私が「住宅展示場自体初めてで、これからいろいろ調べてハウスメーカーを決めていこうと思っています」と伝えた所。
「ぜひこの住宅展示場を回っていただき、各社強みや、良さを見ながら、検討して決めていただければと思います」
と、意外とごり押し営業ではない感じで、好印象。
ここから色々話こむことに。
一条工務店の推し
今回プレゼンを受けた一条工務店の推しがこちら
- 全館床暖房
- オリジナル制作部材で品質を保ちつつコストを抑えている
- 無料の範囲で選べるオプションが豊富
- 樹脂フレームで3層構造の断熱、防犯窓
- 屋根自体が太陽光パネル(オリジナル太陽光パネルシステム)
- 壁の断熱性能と気密性
- 白アリ対策は木の表面だけでなく、加圧注入処理で木に染み込ませているので、ほぼメンテナンス不要
- 国の建築基準を信じない、一条基準の耐震性能
- 外壁に特殊な加工を施して、紫外線と雨で汚れが綺麗になるタイル
一番推していたのでが”全館床暖房”
階段以外のほぼすべての床に床暖房がついているという設備。
普通の床暖房では床下のパイプにつなぎ目があり、経年劣化度水漏れなどもあるが、一条は独自の樹脂パイプをつなぎ目無しで作る事で、配管耐久年数も50年以上。
流す水の温度も25度~28度程度の体温より低い温度。
気密性の高い家に、換気システムと床暖房導入する事で、年中室温を一定に保てる、という目からうろこの床暖房システム
参照:一条工務店全館床暖房
このシステムは24時間つけっぱなしにするのが標準使用との事で、冬場、夏場にになれば電源を入れてそのままつけっぱなし。
電気代は月々5000円程度との事。
これに関しては、今は床暖房使っていないのでコスパがいいのか、わからなかったのですが、どうやら普通の床暖房に比べると安いようです。
太陽光パネルで、毎月の電気代はペイできるのか聞いてみた所。
一条の太陽光パネルは屋根全体で発電するため、発電量も多く、蓄電池も備えているので、停電時にも丸1日は対応可能。(確か1日)
全館床暖房推しを考えると、太陽光パネルとの合わせ技で、話だけ聞くと非がないぐらいいい事ばかり!
こちらからの質問

お金の話
家の建築費はだいたい30坪で2000万前半、35坪で3000万切る程度との事。
坪単価70万~85万程度でしょうか。
土地代は、東京や神奈川の利便性の高い土地では土地代が高いため、私たちの予算では厳しそうでした。
このへんは事前に想定していたので、まあそうだろうなという感じ。

しかし建物の価格は想定範囲内だったので、それも聞けて良かったと思いました。
実際見積ったらまた違うんでしょうけど・・
浴槽の窓、トイレの窓
これなくした場合、費用下がるのか?聞いたところ
「価格は変わりませ」
一条の価格は基本価格が決まっているようで、その中で収納を増やしても逆にプラスにもならない代わりに、標準でついている窓をなくしても価格は変わらないようです。
床暖房ではなく無垢材はどうか?
「無垢材でも場所や環境によって冷たい」「場所や、環境に左右されず、年中安定させたいなら床暖房がおすすめ」
ウェルネストホームとの違い
”ウェルネストホーム”のYouTubeを見ていたので、一条工務店と考え方は似ているのかな?という疑問を投げかけた所。
この営業さんも「私もウェルネストホームは好きで、YouTubeみています」と言っており「一条とほぼ同じような考え方で家づくりしている」「しかし一条はほぼ自社製品でパーツを作っているので、コスト面では一条の方がメリットが有る」と言っていました。
注文住宅で注意する所
・実際に検討始めてから、家が建つまで2年程度かかるので、余裕をもって計画を立てる。
・ハウスメーカーを決める前に土地を決めてはいけない!
土地を先に決めてしまうと、間取り設計に制限が出来たり、土地に予算を取られてしまい、建物にかける費用がなくなってしまう可能性がある。
で、結局アンケート書くことに
と、これまでかたくなに断ってきたアンケートなのですが、話し込んで約1時間30分。
最後にその営業の方が「これまでの話を聞いていただいて、私ではだめでしょうか?」
と言われたので、営業さんについて少し話を聞くことに。
一条には5年ほど前に転職、それまでの仕事ではそこそこのポジションで管理職をしていたが、仕事でやりがいが持てなくなり興味のあった住宅業界に転職を考えた所、一条の家作りに対するコンセプトや思想に共感し転職。やりがいをもって仕事が出来ている。
現在の地域でもそこそこの営業成績がある。
一条は1件の契約が個人成績になるので、契約金額大小は成績に左右されないので、集中して対応が出来る。
と、これまでの話した印象や対応にも、とても信頼できそうな方だったので。奥さんもいいと思う、という事で納得してアンケートを記入。
偶然出会ったその方が、私たちの一条工務店の担当営業となりました。
しかし、私たちもすぐに家を建てるつもりはなく、他のハウスメーカや時期も検討している事は伝えていたので、メールや電話などの営業はしないと約束もしてくれました。
最後に「カタログではなく、タブレットで電子カタログを追って郵送しますので、ご覧になった後に返送して下さい」との事で、それはお願いしました。
思っていたようなごり押しはなく、むしろふらっと立ち寄っただけなのに、親切に対応していただき、とてもありがたかったです。
って結局まんまと、罠にはまってますやん?!
結論 住宅展示場は住宅を見るよりも、担当営業を選ぶ場所
おそらく事前予約や、受付で個人情報を記入するとその情報が各ハウスメーカーに行き渡り、その時点で担当営業が決まってしまうんだと思います。
これは、ネットでの資料請求も同じことが言えます。
しかし、住宅展示場であれば、直接こちらも営業の方と話す事ができ、その場で自分たちの担当営業になってもらいたいかを判断できるので、そういう意味では、むしろいい顔合わせの場所なのではないかと思いました。
営業の方が気に入ればアンケートを記入、気に入らなければ書かなければいい
住宅展示場は住宅を見るよりも、担当営業を選ぶ場所だと割り切ればスッキリします。
まさに、アンケートは契約に同じ。
これが”住宅展示場に仕掛けられた罠”なんだという事を気付きました。
初めて住宅展示場に行く際はお気を付けください。
でも、これで私たちも家づくりの1歩目を歩み始めれたように思います。
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