2021年8月18日ヒンデンブルグオーメンが点灯しました。
株価急落の兆候と知られるサインが点灯した事で、今後の株価下落の下げ幅がどれぐらいになるのか検証してみます。

ヒンデンブルグオーメンとは?
おはようございます。本日のトレードインディケーターが更新され、ヒンデンブルグオーメンが点灯しました。https://t.co/ZGw3c8s7OG
— eワラント証券 (@ewarrant_sec) August 18, 2021
名前の由来は、予告爆破されたナチスの飛行船の「ヒンデンブルグ号」、米国の物理数学者ジム・ミーカ(Jim Miekka)により考案されたと言われているテクニカル指標の一種。
具体的には以下の4つの条件がそろった時に点灯します。
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上
- NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている
- 短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナス
- 高値更新銘柄数が安値更新銘柄数の2倍を超えない
過去に点灯した際の下落率
S&P500(2021年)
2021年点灯したのは以下5回(内は前後の下落幅)
- 2021/8/18 (未定)
- 2021/7/28 (約1%下落)
- 2021/5/12 (約4.2%下落)
- 2021/3/24 (約2.3%下落)
- 2021/3/3 (約4.5%下落)
正直大暴落というような暴落はここ最近では起きていないようです。
S&P500(2020年)
2021年点灯したのは以下1回(内は前後の下落幅)
- 2021/1/28 (約35%下落)

これは見事に的中しています。
点灯15日後にコロナショックの暴落で35%程度の下落がありました!
S&P500(2019年)
2019年点灯したのは以下4回(内は前後の下落幅)
- 2019/11/14 (約1%下落)
- 2019/8/2 (約6.7%下落)
- 2019/7/23 (同上)
- 2019/5/10 (約5.7%下落)
11月はほぼ下落なかったようですが、そのほかのサインは5%程度の下落があったようです。
S&P500(2018年)
2018年点灯したのは以下5回(内は前後の下落幅)
- 2018/9/25 (約20%下落)
- 2018/9/5 (約1.2%下落)
- 2018/8/9 (約2%下落)
- 2018/8/2 (同上)
- 2018/7/26 (約1.6%下落)
- 2018/7/18 (約0.5%下落)
- 2018/6/26 (約3.5%下落)
- 2018/4/24 (約3%下落)
2018年は9月から12月にかけて株価低迷、全体的に20%程度の下落が有りました。

この主な要因はいくつかあるようです。
・約10年間にわたって景気回復が続いてきた米国経済がついに景気後退に至り、長期間続いた株式市場の上昇局面が終わる、との懸念が高まった。
・2018年後半、米国の債券市場において、将来の景気後退の予兆とされる「逆イールド(長短金利の逆転現象)」3年債と5年債の利回り格差(スプレッド)が10年余りぶりにマイナスに転じた。
・FOMC(米国連邦公開市場委員会)で、一部の市場参加者が期待していた金融引き締め政策の中断、あるいはその示唆が明確にはなかったことで、先行きへの懸念が高まった事。
で、結局どうなるの?

直近2回の20%以上の暴落の前には点灯している。
点灯しても当たらない事は有るが、暴落している前には必ず点灯している。
以上をふまえると、警戒するに越したことはない!
じゃあ、警戒するってどうするの?
現金保有率を高め、来る暴落に備えるのも一つの方法ですが。
長期資産運用目的でインデックス投資をしているなら、いつ来るかわからない暴落を考えるのではなく、感情を抑えて愚直に積み立てするしかないです。
ドルコスト平均法なら、価格はいずれ平均化され、プラスに転じます。
これは歴史が証明しています。
暴落が来てもあたふたしないで、ドーンと受け止めるメンタルを鍛えましょう

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