新築を建てる際に、風水が気になったことはないでしょうか?
日本の風水を調べていると、トイレは鬼門にあってはいけないとか、欠けのない家にした方がいい等々。
色々決まりごとがあるようなのですが、そもそもその風水って中国が起源ですよね?
という事で、本場中国ではどのように解釈されているのか?中国語のできる特権を生かし中国の百度で調べてみました。
鬼門は三途の川の入り口?!
日本の風水で鬼門は「北東」、裏鬼門は「南西」というのが決まり事のようです。
引用:家相とは家の間取り図鑑定!方位盤の見方や良い間取り例を解説
中国百度で鬼門を調べると

鬼門
・鬼門の由来は中国戦国時代の鬼門伝説。
・中国医学用語、即汗穴、またの名を玄府、気門
参照:Baidu百科鬼门
詳細を読んでみると「お化けが出入りする門」や「死んだ人が必ず通る門」、医学用語では汗をかく穴(汗腺)、とあります。風水関係なさそうですが・・。
引用:传说人死后必经过的地方
さらに調べた所、鬼門線で出てきました。
鬼門線
「鬼門」という言葉は古くからさまざまな主張がありますが、どれも強引な理由付けとなっています。 北東は湿気があり、南西は紫外線が弱く、殺菌力が弱いためか、この2方向に長い間いると健康に良くないので、 これら2つの方角を「鬼門」として人々から見られています。
参照:Baidu百科鬼门线
(詳細説明)
香港や台湾の一部の風水書籍では「鬼門の位置」や「鬼門線」がよく言及されます。
「鬼門の位置」にはドアや窓を開けてはいけない、キッチンや寝室は「鬼門線」の上に置いてはいけないと考えられています。
そうしないと、運が失われ、家族の健康が損なわれる可能性があります。
いわゆる「鬼門方位」とは、家屋や宅地の中心から北東45度以内を「表鬼門」、南西45度以内を「裏鬼門」といいます。
コンパスの「表鬼門」の対応する位置は”丑艮寅”であり、コンパスの「裏鬼門」の対応する位置は”未坤申”です。
北東と南西を通る中心線は「鬼門線」と呼ばれ、つまりコンパス上の”艮坤線”と呼ばれています。
宗教学”周易”の記述には。古代人は、生活環境は気と切り離せないものであり、気があるから命がある、と感じていました。
ことわざにあるように、寺院の仏像がお香を求めて戦うのと同じように、人は気を絶やさず繁栄のために努力しなければならない。
人々はこの気に依存して生きています。
気の流れは必然的にオーラを生み出し、オーラが出入りする唯一の方法で風水基盤を作る事で、その人にとって大いな助けになります。
・「鬼門」と「鬼門線」が存在する
・「鬼門」にはドアや窓を設けてはいけない
・「鬼門線」の上にキッチンや寝室を置いてはいけない
・家屋や宅地の中心から北東45度以内「表鬼門」
・家屋や宅地の中心から南西45度以内「裏鬼門」
・北東と南西を通る中心線「鬼門線」
・気の流れをよくするため風水を取り入れる
最初の説明にもあるのですが「北東は湿気があり、南西は紫外線が弱い」という環境的な要因で「鬼門」「裏鬼門」と呼ばれているのだと思います。
実際太陽の動きで見てみると「東北」は日陰になりやすく「南西」は日が沈む太陽で紫外線が弱いというのは何となく理にかなっているかなとは思います。
基本的に鬼門の考え方は、日本と中国で大きな違いは無さそう。
南東に欠けがあると長女に凶?
「欠けはどの方位にあっても凶相」とありますが、中国ではどうか?
引用:家相・風水でタブーな「張り欠け」と凶を補う欠け対策10選!
中国百度で家 欠けで調べてみます

家角欠け
家角欠けとは、正方形ではなく、不規則な形の家で。建物の片側が欠けていたり、一辺の3分の2未満が欠けた家の事。家の欠けている角は凹面または傾斜しており、不規則な傾斜や多角形を指します。重心がズレ、バランスが悪くなったり、左右が傾いたり、前が大きく後ろが小さくなったりしています。
古代中国文化の「四合院」は、最も安全で安定した、最も運気の良い家である正方形の家になるように設計されています。
「角が欠けている家」という言葉はどこから来たのですか?簡単に言えば、これは「天円地方」という古代哲学思想基づいています。しかし、多くの現代の家では欠けた家が多く「家角欠け」という用語が生まれました。
家角欠けは家の中心から、最も遠い点を半径とし、円を描き(インナーバルコニーを含みますが、バルコニーと出窓は含まれません)欠けの長さが半径の1/2以上である場合は欠と見なす、2/3を超える場合は重大な欠となります。 2/3以内の場合は方角によって問題が変わります。たとえば、家の南東の角が長女の位置です。家族に娘がいなければ問題ありません。
参照:Baidu百科房子缺角
・欠けは一辺の3分の2未満、または中心から最も遠い点を半径とし、半径の1/2以上は欠けとみなす。
・「四合院」が最も安定した家の形
・「天円地方」という古代哲学思想基に基づいている
・欠けた方角によって問題が変わる
四合院とは
方形の中庭を囲んで、1棟3室、東西南北4棟を単位とする北方中国伝統的家屋建築である
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』四合院
参照:Baidu四合院
天円地方とは
天は丸く、地は四角であるという古代中国の宇宙観。中華文化圏の建築物や装飾品のモチーフとして用いられる。天が円で表されるゆえんは、星の動きが円運動で表されるため。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』天円地方
参照:Baidu天圆地方
方位による問題
八掛九宮を重ねた方角が欠けているとその場所に関係する物が良くない。
【九宮】
天の宮殿を9に均等分割する古代中国の天文学、乾宫、坎宫、艮宫、震宫、中宫、巽宫、离宫、坤宫、兑宫の9つ。
【八卦】
物事の変化の陰陽システム「一」は陽を表し、「- -」は陰を表します。これら2つの記号は、自然の陰陽の変化に応じて並列に組み合わされ、8つの異なる形式を表します。
参照:Baidu九宮八掛
参照:Baidu八掛

引用:家中房子缺角后果严重?大师带你轻松化解 (qq.com)
どんどんスピリチュアルな方向に行きますが、角の欠けた家が良くないというのは、中国でも同じなようです。
ダメな場所は「九宮八掛」で確認。
まとめ 信じるか信じないかはあなた次第

やはり、風水の起源中国でも同じような認識は有るようです。
そもそも風水を信じるのか?
鬼門に関しては、環境の問題もありそうなので、ある程度考慮した方が良さそうですが、欠けの問題は正直スピリチュアル的要因が大きいように思います。
風水にとらわれすぎず、ちょっと気にしながら、間取り設計していこうと思います。
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Image by walter688 from Pixabay
Photo by Elisabeth Wales on Unsplash