2021年5月19日ビットコインがフラッシュクラッシュし、4月の最高値から見ると一時50%近く大暴落しました。
この時私は仮想通貨に投資していなかったので、影響はなかったのですが、2017年末から2018年初めに有った第一回ビットコインブームの時に、がっつり大暴落を経験したので、その時の話をまとめました。

はじまり すべてはここから
2017年9月ネットフリックスでブロックチェーンとビットコインのテーマのドキュメント映画があり、仮想通貨に興味を持つ。

すぐにビットフライヤーで口座を作り1万円入金、ビットコイン1万円分購入
当時はまだ1btc=42万円ぐらいだった。

バンドワゴン効果
気付けば、テレビや巷がビットコインの話題で持ちきりになり、あれよあれよという間に1btc=230万円まで上昇。

バンドワゴン効果とは 行列の先頭に居る楽隊車が楽しそうな音楽を奏でながら進んでいくと、何か楽しそうな事が起こっていると思い、その先が見えなくても、便乗しようと我先にと乗り込んでしまう心理現象。
調子に乗って追加購入。。からの大暴落
時は2017年12月30日、年末に合わせて大阪に帰省、地元の仲間とも仮想通貨の話題で持ち切り。
ビットコイン以外にも仮想通貨があることを知り、リップルとネムを購入するため、追加購入資金50000円投入。
この時にコインチェックで口座開設。これがのちの悪夢の始まり(。-_-。)
靴磨きの少年が投資の話をし出したら、すでにバブルの状態だ、と言われますが、当時はまさにそんな状態でした。
今でこそ見ればすぐにわかるようなチャートの不穏なサイン(三尊天井)も、当時は投資経験も浅く知識もないため、買ってはいけないところで買っています。
三尊天井とは 「ダブルトップ」という2つのピークがあったり「三尊天井」という3つのピークがみえると、心理的にこれ以上上がらないと判断する人が増え、多くの人が利確していく事で、逆に値段が下がりやすくなる。

普通であれば、逆指値という、一定ライン以上下がった場合は自動的に損切り設定をするのですが、当時はまだそんな技も持ち合わせておらず、見る見るうちに資金が解けていきました。
ちなみにこちらは当時のNEMチャートです
そして追い打ちをかけたのが、コインチェックのネム流出事件
まさかこんな、テレビで連日報道されるような事件に自分がまきこまれるとは思ってもいませんでした。
しばらくすると、コインチェックは流出したネムを補填すると発表があり、一応戻って来ましたが、結局購入した時の金額には戻っていないので、損失に変わりありません。


そして狼狽売り からの 塩漬け
ネムの流出から約1カ月、何とか補填されて戻ってきたネムを持っていても仕方がないと、狼狽売り。売った資金を元に「さすがに底打ちしたやろう」と短絡的に思いビットコインを購入。
狼狽売りとは 明確な売りの根拠もなく、慌てふためいて売るさま。

購入してから間もなく、少しずつ値段は下がっていたが、横這いの動き。
しばらく様子を見ていたら、ついに底抜け。
当然損切り設定もしていないので、こうなったら塩漬け放置。
塩漬けとは 株式用語で、買った株が大きく値下がりし、含み損を抱えたまま放置している事。 漬物に野菜をずっと漬けておくことになぞらえて。
売却・・・その先に
その後回復の傾向が見られ始めた2019年9月3日、リップルやっと損切り。
コインチェック収支
合わせてビットコインも全て売却。

こちらは倍以上の利益が出ました(*´Д`)
彼は、2年後に待ち構えるビックウエーブの存在をしるよしもない。。
結果 マイナス20961円 それでも得た物
もともと仮想通貨に対して懐疑的な部分があったため、投資金額も少なく、損しても大丈夫なレベルだったので。被害は大きくなかったのですが。
そういう問題じゃない
そもそも購入の動機や、利確目標、損切り設定何もなく、チャート分析やファンダメンタル分析もせず、ただただ感情だけで買っていたので、本当に無知は怖いなと思います。
いうなれば、武器や、防具、薬草も何も持たず、いきなりゴーレムに戦いを挑んでいくようなものです。
この経験から、仮想通貨に投資することは避けてきたので、今回の暴落を食らう事はありませんでしたが、ブロックチェーン技術自体は、素晴らしい物だと思うので、今は「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)」の投資信託に、少しだけ積み立てしています。
投資は自己責任、自分のお金は自分で守るしかないので、投資知識や技術を学び、もっと強い武器や防具を身に着けてから、ゴーレムと戦いましょう。
【ブログランキングに参加しています】
記事内容が参考になれば、応援よろしくお願いします